レーザー墨出し器のおすすめメーカーは?人気企業をまとめて紹介

レーザー墨出し器は、価格帯も機能もさまざまです。現場で毎日使用するプロの方はもちろん、DIYでたまに使用する方にとっても、適切な製品選びが重要になります。

本記事では、レーザー墨出し器を製造・販売している主要メーカーを7社紹介します。各メーカーの特徴や代表的な製品も合わせて解説しますので、ぜひレーザー墨出し器選びの参考にしてみてください。

レーザー墨出し器を製造・販売しているメーカー7選

レーザー墨出し器は建築や内装工事、DIYなどで幅広く活躍するツールです。その品質や機能性はメーカーによって異なります。

国内外で注目されるレーザー墨出し器のメーカーとして、以下の7社が挙げられます。

  • 株式会社TJMデザイン(TAJIMA)
  • シンワ測定株式会社
  • 株式会社マキタ
  • ムラテックKDS株式会社
  • 山真製鋸株式会社
  • 株式会社VOICE
  • STS株式会社

それぞれの特徴や製品ラインナップを紹介します。

株式会社TJMデザイン(TAJIMA)

引用元:タジマ

TJMデザインは、ブランド名「タジマ」として知られる国内の老舗メーカーです。高い精度と耐久性を備えた製品が特徴で、プロユーザーから支持を集めています。最新技術を取り入れた商品も多く、建築業界では定番の存在です。

タジマの会社概要は以下の通りです。

企業名株式会社TJMデザイン
設立1945年3月6日
代表者代表取締役社長 田島 庸助
本社所在地東京都板橋区小豆沢3-4-3
拠点ツール事業部オフィス:札幌、仙台、三条、名古屋、大阪、福岡工場:秩父、太田、蒔田、横瀬、上海キッチン事業部ショールーム・オフィス:世田谷、新宿、立川、本牧、藤岡、つくば、名古屋、大阪、神戸、岡山、広島、福岡、札幌工場: 藤岡
資本金個別:6,400万円連結:9億4,400万円
従業員数個別:986名連結:1,421名

公式サイト:株式会社TJMデザイン

タジマのレーザー墨出し器一覧

引用元:GEEZA NAVIセンサーKJC|レーザー墨出し器|TAJIMA(タジマ)

タジマのレーザー墨出し器は、用途や現場の規模に応じて幅広いモデルがラインナップされています。現在提供されているシリーズは以下の通りです。

  • ZEROGREENシリーズ
  • ZEROBLUEシリーズ
  • GEEZAシリーズ
  • ZERO Gシリーズ
  • ZEROシリーズ

タジマの製品は防塵・防水性能が高く、過酷な現場でも安心して使用できます。

タジマのレーザー墨出し器に関しては、以下の記事で詳しく紹介しています。

『タジマのレーザー墨出し器のご紹介|評判や種類を解説』

シンワ測定株式会社

引用元:シンワ測定

シンワ測定は、測定器具全般を手掛けるメーカーで、レーザー墨出し器でも高い評価を得ています。手頃な価格帯からハイスペックモデルまで、幅広い製品ラインナップを展開しています。

シンワ測定株式会社の基本情報は以下の通りです。

企業名シンワ測定株式会社
創立1971年7月1日
代表者代表取締役 渡辺徹
本社所在地新潟県三条市興野3-18-21
事業所札幌営業所関東営業所中部営業所大阪営業所九州営業所
資本金9,500万円
従業員数228名
事業内容精密機械器具の製造・販売金属製曲尺、金属製直尺、特殊計測機器、建築用道工具レーザー・光学機器、面状発熱体(ヒーター)、温度計、精密エッチング

公式サイト:シンワ測定株式会社

シンワのレーザー墨出し器一覧

引用元:製品名 70857 / レーザーロボ LEXIA VIVID 51 グリーン

シンワ測定のレーザー墨出し器は、初心者からプロまで幅広いユーザー層に対応しています。ラインナップは以下の通りです。

  • レーザーロボ LEXIAVIVIDシリーズ
  • レーザーロボ SHELLシリーズ
  • レーザーロボ LEXIAシリーズ
  • レーザーロボ X lineシリーズ
  • レーザーロボ Neoシリーズ
  • スピニングレーザーシリーズ
  • レーザーロボ 不陸チェッカー

レーザーの明るさにこだわった「LEXIAVIVIDシリーズ」が人気のシリーズとなっています。

シンワのレーザー墨出し器については、以下の記事で詳しく紹介しています。

『シンワ測定株式会社のレーザー墨出し器のご紹介|評判や種類を解説』

株式会社マキタ

引用元:マキタ

電動工具メーカーとして世界的に知られるマキタは、レーザー墨出し器の分野でも高性能な製品を提供しています。耐久性やバッテリー性能に優れたモデルが特徴です。

マキタの会社概要は以下の通りです。

企業名株式会社マキタ
設立1938年12月10日
代表者取締役社長 後藤宗利
本社所在地愛知県安城市住吉町3丁目11番8号
拠点全国129ヶ所
資本金242億561万円(2024年3月31日現在)
従業員数単独:3,427名(2024年3月31日現在)連結:17,669名(2024年3月31日現在)
事業内容電動工具、園芸用機器、エア工具、家庭用機器等の製造・販売

公式サイト:株式会社マキタ

マキタのレーザー墨出し器一覧

引用元:充電式屋内・屋外兼用追尾墨出し器 SK507GDZN

マキタのレーザー墨出し器は、現場での使いやすさを重視して設計されており、豊富なラインナップが魅力です。

充電式屋内・屋外兼用追尾墨出し器

  • SK507GDZN
  • SK314GDZN

充電式屋内・屋外兼用墨出し器

  • SK507GD
  • SK314GD
  • SK211GD
  • SK210GDZ
  • SK40GD
  • SK20GD
  • SK10GD

屋内・屋外兼用墨出し器

  • SK503PXZ
  • SK13P
  • SK14P
  • SK23P
  • SK640PH

用途に合わせて、最適な一台を選ぶことができます。

マキタのレーザー墨出し器に関しては、以下の記事で詳しく紹介しています。

『マキタのレーザー墨出し器のご紹介|評判や種類を解説』

ムラテックKDS株式会社

引用元:ムラテックKDS

ムラテックKDSは、建設現場での使いやすさを追求した製品を多数展開しています。リーズナブルな価格と堅牢な設計が魅力です。

ムラテックKDS株式会社の基本情報は以下の通りです。

会社名ムラテックKDS株式会社
設立1937年
代表者代表取締役社長 森脇豊
本社所在地京都府京都市南区吉祥院南落合町3
販売拠点新潟営業所東京営業所名古屋営業所兵庫営業所福岡営業所
資本金1億円
従業員数150名
事業内容長さ計の製造販売カッターナイフ・一般ツールの製造販売電子計測機器の製造販売計測機器関連商品販売・測量機器修理点検業務車載システム・環境洗剤シンプルグリーンの輸入販売Vidmar(ヴィドマー)キャビネット、ラックシステムの製造販売

公式サイト:ムラテックKDS株式会社

ムラテックKDSのレーザー墨出し器一覧

引用元:DSL-93RG | ムラテックKDS株式会社

ムラテックKDSのレーザー墨出し器は、初心者からベテランまで使いやすい設計になっています。商品ラインナップは以下の通りです。

電子整準高輝度レーザー墨出し器

  • DSL-93RG
  • DSL-901RG
  • DSL-92S

高輝度グリーンレーザー墨出し器

  • ATL-96RG
  • ATL-66RG
  • ATL-46RG
  • ATL-25RG
  • ATL-100RG
  • ATL-CX10RGN
  • ATL-CX10RG

ミントグリーンレーザー墨出し器

  • RGL-901
  • RGL-601
  • RGL-501
  • RGL-401
  • DSL-901RGN

高輝度レーザー墨出し器

  • ATL-96
  • ATL-66A

この他にも、ドットレーザー式のレーザー墨出し器などを取り扱っています。

ムラテックKDSのレーザー墨出し器に関しては、以下の記事で詳しく紹介しています。

『ムラテックKDS株式会社のレーザー墨出し器のご紹介|評判や種類を解説』

山真製鋸株式会社

引用元:山真製鋸

山真製鋸株式会社は、レーザー墨出し器のほか、切断工具や研磨工具の製造を行っている日本のメーカーです。耐久性と使いやすさを兼ね備えた製品が特徴です。

山真製鋸株式会社の会社概要は以下の通りです。

企業名山真製鋸株式会社
創立1971年2月2日
代表者代表取締役 山本剛
本社所在地静岡県浜松市中央区白鳥町793番地
拠点営業本部・第2工場第3工場(細島レーザーセンター)第4工場(篠ケ瀬レーザーセンター)東京営業所
資本金10,000,000円
従業員数40名
事業内容チップソー:各種チップソーの企画・製造・販売電動工具:マルノコ・高速切断機の企画・販売レーザー工具:レーザー墨出し器の企画・販売DIY向け工具の企画・販売プロ向け工具の企画・販売

公式サイト:山真製鋸株式会社

山真製鋸のレーザー墨出し器一覧

引用元:GV-06|山真製鋸株式会社(Y'sGOD Japan)|総合ワークツールメーカー

山真製鋸の製品は、エントリーモデルからプロ仕様まで幅広いラインナップが揃っています。

スーパーシューティング自動誘導レーザー

  • RV-06
  • GV-06

全ラインドット照射

  • PM-9-TC
  • GLZ-9-TC

グリーンレーザーGDZ

  • GDZ-06 DOT
  • GDZ-04 DOT
  • GDZ-03 DOT

ブラックレーザーDBR

  • DBR-06 DOT
  • DBR-04 DOT
  • DBR-03 DOT

グリーンエイリアンBB

  • GA-06BB
  • GA-04BB
  • GA-03BB

アクアグリーンレーザー墨出し器

  • LDR-9sh
  • LDR-9s
  • PXR-9s

グリーンレーザー墨出し器

  • GLZ-6
  • GLZ-4+
  • GLZ-3

レーザーマスタープレミアム

  • PM-9
  • PM-6
  • PM-4
  • PM-3

この他、ドットエイリアンやバイオシリーズなどを展開しています。

山真製鋸のレーザー墨出し器に関しては、以下の記事で詳しく紹介しています。

『ヤマシンのレーザー墨出し器のご紹介|評判や種類を解説』

株式会社VOICE

引用元:VOICEレーザー墨出し器

株式会社VOICEは、レーザー機器や測定機器の分野で独自の技術を持つ日本のメーカーです。操作性とコストパフォーマンスの高さに定評があります。

VOICEの会社概要は以下の通りです。

企業名株式会社VOICE
設立2019年3月
代表者木村浩己
本社所在地東京都板橋区小茂根3-12-5 B1F
従業員数13名

公式サイト:株式会社VOICE

VOICEのレーザー墨出し器一覧

引用元:VOICE フルライン グリーンレーザー墨出し器 Model-G8

VOICEのレーザー墨出し器は、現場での効率化を重視した設計が特徴です。製品は「Model-Gシリーズ」と「Model-Rシリーズ」に分かれてラインナップされています。

Model-Gシリーズ

  • Model-G8
  • Model-G5
  • Model-G3
  • Model-G2

Model-Rシリーズ

  • Model-R8
  • Model-R5

特に、Model-GシリーズのフラッグシップモデルであるModel-G8が人気商品となっています。

VOICEのレーザー墨出し器に関しては、以下の記事で詳しく紹介しています。

『VOICEのレーザー墨出し器のご紹介|評判や種類を解説』

STS株式会社

引用元:STS

STS株式会社は、計測機器を中心に幅広い製品を展開しているメーカーです。コストパフォーマンスに優れた製品が多く、プロと初心者の双方に適しています。

STS株式会社の概要は以下の通りです。

会社名エス・ティ・エス株式会社
設立1989年4月
代表者代表取締役社長 工藤 浩
本社所在地名古屋市天白区鴻の巣1丁目1603番地
資本金3,500万円
従業員数32名
事業内容測量・測定機器・レーザー機器等の製造販売

公式サイト:STS株式会社

STSのレーザー墨出し器一覧

引用元:電子整準式自動誘導フルライングリーンレーザー墨出器 EAGL-440G

STSのレーザー墨出し器は、堅牢で耐久性のある設計が特徴です。スペック・シリーズごとのラインナップは以下の通りです。

電子整準式フルライングリーンレーザー墨出し器

  • EAGL-440G
  • EAG-440

側面照射フルライングリーンレーザー墨出し器

  • CMG-445G

SRSシリーズ

  • SRS-440G
  • SRS-410G

GVシリーズ

  • GV-215G
  • GV-415

STSのレーザー墨出し器に関しては、以下の記事で詳しく紹介しています。

『STSのレーザー墨出し器を一覧で紹介!注目すべき特徴は?』

レーザー墨出し器のメーカーを選ぶポイント

レーザー墨出し器を選ぶ際には、メーカーごとの特徴を理解し、自分の用途に合った製品を選ぶことが重要です。以下のようなポイントに注目してメーカーを選定してみましょう。

  • 国内メーカーか海外メーカーか
  • 保証が充実しているか
  • 特許取得などの実績があるか

国内メーカーか海外メーカーか

国内メーカーのレーザー墨出し器は、高精度で耐久性が高い製品が多く、日本語でのサポートが充実している点がメリットです。製品の価格帯は比較的高めですが、安心して長く使える製品を求める方におすすめです。すぐに問い合わせができる点もメリットと言えるでしょう。

一方、海外メーカーのレーザー墨出し器は、低価格で購入できる商品が多い点がメリットです。機能が豊富な商品も多く、コストパフォーマンスを重視する方におすすめです。一方で、サポート体制が不安定な場合や、日本語の説明書が付属していない場合もあるので事前に確認が必要です。

どちらにもメリット・デメリットがあるので、ご自身のニーズや予算に合わせて最適なメーカーを選びましょう。

保証が充実しているか

レーザー墨出し器は精密機器であるため、故障のリスクも考慮しなければなりません。そのため、保証の充実度はメーカー選びの重要なポイントとなります。購入前に保証内容をしっかり確認しておきましょう。

メーカーによって保証期間や保証範囲は異なります。保証期間が長いほど、安心して使用できます。一般的には1年間のメーカー保証が標準ですが、中には3年間保証を提供しているメーカーもあります。

保証範囲も重要な要素です。落下などによる破損や自然故障など、どのような場合に保証が適用されるのかを確認しましょう。また、修理にかかる費用や手続きについても事前に調べておくと安心です。

保証が充実しているメーカーを選ぶことで、万が一の故障時にもスムーズに対応してもらうことができ、余計な費用や手間を省くことができます。購入後のサポート体制も確認しておくと、さらに安心です。

特許取得などの実績があるか

レーザー墨出し器を選ぶ際に、メーカーの実績も重要な判断材料となります。長年の歴史や特許取得の実績などがあれば、メーカーの信頼性を客観的に判断する材料となります。

例えば、STSの電子整準式自動誘導フルライングリーンレーザー墨出し器「EAGL-440G」は特許登録済の技術が生かされています。

もちろん、創業から間もないメーカーでも高品質なレーザー墨出し器を製造している場合があります。実績だけに囚われず、製品の機能や価格、保証内容なども比較検討し、ご自身のニーズに合った製品を選びましょう。

まとめ

この記事では、レーザー墨出し器を製造・販売している主なメーカー8社と、メーカー選びのポイントをご紹介しました。レーザー墨出し器は、DIYから建築現場まで幅広く活用できる便利なツールです。

今回ご紹介したメーカー以外にも、様々なメーカーがレーザー墨出し器を製造・販売しています。メーカーによって、価格帯や機能、アフターサービスなどが異なりますので、ご自身のニーズや予算に合わせて最適なメーカーを選びましょう。

レーザー墨出し器を選ぶ際には、以下のポイントを参考にすると良いでしょう。

  • 国内メーカーか海外メーカーか
  • 保証内容
  • 精度や機能
  • 価格

これらのポイントを踏まえ、ご自身の用途や予算に合ったレーザー墨出し器を選び、作業効率の向上に役立ててください。

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