シンワのレーザー墨出し器「レーザーロボ LEXIA VIVID」はどんな商品?
建設現場や工事の際に欠かせない道具の一つとして、レーザー墨出し器が挙げられます。その中でも、シンワのレーザーロボシリーズは高い精度と使いやすさで人気を集めています。
今回は、そのレーザーロボシリーズの中から「LEXIA VIVID」に注目し、商品の強みやスペック、おすすめできるケースなどを解説します。
シンワのレーザー墨出し器「レーザーロボ LEXIA VIVID」を紹介!
引用元:https://www.shinwasokutei.co.jp/products/70857/
シンワが手掛ける「レーザーロボ LEXIA VIVID」は、レーザーの明るさを切り替えることができ、防塵性能や防水性能に優れたレーザー墨出し器です。低い位置でのライン照射も可能であり、幅広い用途で活用できます。
レーザーロボシリーズには、LEXIA VIVID以外にもさまざまな種類が存在し、それぞれ特徴などが異なります。
レーザーロボシリーズとは?
レーザーロボシリーズには、以下のような商品があります。
製品名 | 主な特徴 |
レーザーロボ Neo BRIGHT | 天墨ポイントが照射可能で作業能率アップ操作しやすい上面パネルでライン切替がワンタッチで可能気泡管はバックライト付き |
レーザーロボ X line グリーンレーザーロボ X line レッド | コーンミラーを採用し、一つの光源から360°のレーザーラインを照射縦ライン・横ライン・地墨クロスをレーザーラインで墨出し可能傾きを±3°まで自動補正 |
レーザーロボ X line-E グリーンレーザーロボ X line-E レッド | コーンミラーを採用し、一つの光源から360°のレーザーラインを照射センサーとモーターによる自動整準で振動の大きな現場でも安定傾きを±4°まで自動補正 |
レーザーロボ LEXIA グリーンレーザーロボ LEXIA レッド | レーザーラインの明るさを3段階で切り替え可能ラインメモリー機能付き回転台を取り外して、高さ40mmの低い位置でのライン照射が可能 |
レーザーロボ LEXIA AR グリーンレーザーロボ LEXIA AR レッド | 横全周+縦ライン4本のフルラインタイプ一つの光源で360°照射し、本体を回す必要がなく作業効率が大幅にアップ光の強さを3段階に切り替える機能あり |
レーザーロボ LEXIA-E グリーン | 振動に強いセンサー+モーター方式を採用斜めにラインを照射したいときに便利なライン固定モード付き回転台を取り外すことができ、高さ40mmの低い位置での照射が可能 |
レーザーロボ LEXIA-E AR グリーン | 振動に強いセンサー+モーター方式を採用回転台を取り外すことができ、高さ15mmの低い位置での照射が可能横全周ラインは本体を回さずに360°照射できるコーンミラーを活用 |
レーザーロボ 不陸チェッカー グリーン | 2人以上で行っていた作業を1人で行うことが可能基準ラインと測定ラインのレーザーラインで床面の不陸や傾斜の確認が可能視覚的に見やすいとされる緑色のレーザーを採用し、不陸確認がはかどる |
レーザーロボ SHELL | 軽量でコンパクトサイズなので持ち運びに便利正面クロスライン、地墨ポイント、天墨ポイントを照射±2°まで傾きを自動補補正 |
レーザーロボシリーズは利用できる用途や活用方法、利点などが異なります。選ぶ際は、「どのようなシーンで活用したいのか」「どのような機能がほしいのか」などを考慮した上で決めるのが大切です。
「LEXIA」と「LEXIA VIVID」の違い
「LEXIA」と「LEXIA VIVID」は一見似たように感じるかもしれませんが、明確な違いがあります。
LEXIAはレーザーラインの明るさを3段階で切り替えることができ、強モードの場合は従来品に比べグリーンレーザーは約2倍の明るさの高出力レーザーです。一方、LEXIA VIVIDの場合はレーザーラインの明るさを4段階で切り替えることができ、VIVIDモードは強モードの約3倍の明るさで照射できます。
ただし、VIVIDモードの場合は電源をOFFにしたときの照射ラインが次回もそのまま照射されるラインメモリー機能が無効になる点には注意が必要です。
レーザーロボ LEXIA VIVIDのスペック
レーザーロボシリーズの新商品であるLEXIA VIVIDの光源は、可視半導体レーザーを採用しています。波長は515~530nmであり、到達点距離精度は縦・横ライン7.5mで±1mmです。
ライン出射角は縦ライン約130°、横ライン約120°であり、自動補正範囲は±3°です。バッテリー容量は1,600mAhで、中モードなら約21時間程度使用できます。
防塵性能・防水性能はIP54なので粉塵や水の飛沫などの影響を受けにくく、どのような環境下でも安心して使用することが可能です。
レーザーロボ LEXIA VIVIDの特徴
LEXIA VIVIDの特徴は、主に3つです。
- 4段階切り替え可能な明るいレーザー
- ラインメモリー機能付き
- 三脚・受光器セットも
ここでは、それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
4段階切り替え可能な明るいレーザー
LEXIA VIVIDは、レーザーラインの明るさを4段階で調整できます。
VIVIDモードは強モードの約3倍の明るさで、明るい現場でも見やすくなっています。一方、弱モードは暗所でもぎらつかず電池が長持ちします。
ラインメモリー機能付き
LEXIA VIVIDには、「ラインメモリー機能」が搭載されています。
ラインメモリー機能とは、前回OFFにしたときの照射ラインを次回ONにした際にそのまま照射できるシステムです。こまめに電源をON/OFFしても、照射ラインを調整する手間が不要です。
LEXIA VIVIDは利便性が高いため、建設現場などのさまざまな環境下で使いやすいレーザー墨出し器といえるでしょう。
三脚・受光器セットも
LEXIA VIVIDには、三脚セットや受光器セットもあります。水平調整三脚アダプターを使用すれば三脚への取り付けが容易になり、取り付けた状態でも本体の水平出しが可能です。
また、別売りの受光器を使用すれば、屋外などのレーザーラインが見えにくい環境下でも使用できます。ただし、作業環境や測定位置によっては正しく検知できない場合があるので注意が必要です。
三脚と受光器を併用することで、さまざまな現場で効率的かつ正確な墨出し作業を行えるようになるでしょう。
レーザーロボ LEXIA VIVIDはこんな人におすすめ
LEXIA VIVIDは、屋外での作業が多い方におすすめです。上述したように、VIVIDモードでは強モードの約3倍の明るさでレーザーを照射できるため、太陽光の下でもはっきりとラインを確認できます。
また、防塵・防水性能にも優れているので、過酷な環境下でも安心して使用できます。レーザーの明るさを最優先に考えている方には、LEXIA VIVIDが最適な選択肢となるでしょう。
製造元メーカーシンワについて
製造元メーカーであるシンワの基本情報は以下の通りです。
企業名 | シンワ測定株式会社 |
設立 | 1950年6月14日 |
代表者 | 渡辺 徹 |
本社所在地 | 新潟県三条市興野3-18-21 |
事業所 | 燕物流センター 燕工場 札幌営業所 関東営業所 中部営業所 大阪営業所 九州営業所 |
従業員数 | 228名 |
事業内容 | 精密機械器具の製造・販売 金属製曲尺、金属製直尺、特殊計測機器、建築用道工具 レーザー・光学機器、面状発熱体(ヒーター)、温度計、精密エッチング |
まとめ
シンワのレーザー墨出し器「レーザーロボ LEXIA VIVID」は、4段階の明るさ調整機能や自動補正機能を備え、屋外での作業に最適な製品です。防塵・防水性能にも優れ、過酷な環境下でも使用できます。
また、三脚や受光器と併用することでさらに効率的で正確な墨出し作業が実現します。
ぜひ本記事を参考に、シンワが手掛けるLEXIA VIVIDの購入を検討してみてはいかがでしょうか。