タジマの「ZERO GREEN」はどんなレーザー墨出し器?ラインナップや特長を紹介

建設現場

レーザー墨出し器は、現場作業の効率化には欠かせない道具であり、近年ではさまざまな企業からレーザー墨出し器が提供されています。

タジマが手がける「ZERO GREEN」はグリーンレーザーを採用しており、見やすさが魅力のレーザー墨出し器です。本記事では、ZERO GREENの価格や仕様、注目したい特長などを詳しく解説します。

タジマのZERO GREENはどんな商品?

引用元:ZEROGREEN|レーザー墨出し器|TAJIMA(タジマ)

「ZERO GREEN」は、東京都板橋区に本社を置く株式会社TJMデザインが提供するレーザー墨出し器です。自社工場で生産しており、安定した品質を維持すべく各工程間において繰り返し検査を実施しているため、高い信頼性を誇っています。

ここでは、ZERO GREENの価格と仕様、セット内容について詳しく見ていきましょう。

価格と仕様

タジマが提供する「ZERO GREEN」には、さまざまな商品があります。具体的な製品と価格は以下の通りです。

種類製品名価格(税込)
KJC(矩十字・横全周)|NAVI センサー/センサーNAVIセンサーKJC444,400円
センサーKJC288,200円
KJC(矩十字・横全周)|NAVI ジンバル/ジンバルNAVIジンバルKJC383,900円
ジンバルKJC227,700円
KJY(矩十字・横)|ジンバルジンバルKJY189,200円
KYR(矩・横・両縦)|ジンバルジンバルKYR159,500円
KY(矩・横)|ジンバルジンバルKY129,800円

ZERO GREENは、鮮視度500の新世代シャープグリーンラインを採用しています。手動でも地墨合わせを精密に行える回転微調整機能がついているため、正確な墨出し作業を実現できます。

なお、どの製品にも直接三脚を取り付けることができ、別売のACアダプターを使用することが可能です。

セット内容

ZERO GREENは種類によって異なりますが、NAVI機能やリモコン回転機能、リチウムイオン充電池や単3形電池アダプターボックス、ステンレス製キャリングケース、ショルダーベルトなどがセット内容に含まれています。

また、上記ラインナップに加えて三脚セットや受光器三脚セットなども展開しています。三脚があれば作業中の安定感が増し、受光器があればより正確な墨出し作業を行えるようになるでしょう。

タジマではセット内容が細分化されているため、状況に合わせて選ぶことが可能です。

ZERO GREENの特長

ZERO GREENの主な特長として、以下の5つが挙げられます。

  • 新世代シャープグリーンレーザーを採用
  • 新開発「横ワイドユニット」搭載(KJY / KYR / KYのみ)
  • 「新快速NAVI」搭載(KJCのみ)
  • 3Way電源に対応
  • 数値管理による高精度

ここでは、それぞれの特長を具体的に紹介します。

新世代シャープグリーンレーザーを採用

タジマが提供するZERO GREENは、新世代のシャープグリーンレーザーを搭載しているレーザー墨出し器です。従来のグリーンレーザーと比較してよりシャープで明るく、ラインの端までくっきりと見えるため、屋内外の罫書き作業の効率が格段に向上します。

特に、明るい屋外での作業においてはその高い視認性が大きなメリットとなるでしょう。

新開発「横ワイドユニット」搭載

ZERO GREENのKJY・KYR・KYシリーズでは、本体の移動や回転は最小限に抑えたいという現場の声に応えるべく、新開発の「横ワイドユニット」を搭載しています。この革新的なユニットにより、水平ラインの照射範囲が180°まで拡大できます。

その結果、ZERO GREENを窓際やドアなどの開口部付近に設置するだけで部屋全体の水平出しを簡単に行うことが可能です。

「新快速NAVI」搭載

ZERO GREENシリーズの一部機種には、「新快速NAVI」機能が搭載されています。この機能は、NAVI動作完了までのロスタイムを30%カットし、墨出し作業の効率化に大きく貢献します。

大規模な現場や複雑な墨出し作業を行う際、ロスタイムの短縮は特に大きなメリットです。それだけでなく、時間的な制約が厳しい現場においても効率的に作業を進める際に役立つでしょう。

3Way電源に対応

一部のZERO GREENは、単3形アルカリ乾電池やリチウムイオン充電池、ACアダプターの3種類の電源で使用できます。電源供給の選択肢が複数あるため、現場の状況に合わせて柔軟に使い分けることが可能です。

たとえば、電源コンセントが近くにない場合は、単3形アルカリ乾電池やリチウムイオン充電池を使用することで、電源の確保を気にすることなく作業を進めることが可能です。一方、長時間の作業を行う場合はACアダプターを使用することで電池切れの心配なく作業に集中できます。

状況に合わせて柔軟に使い分けられるのはZERO GREENの魅力の一つです。

数値管理による高精度

タジマのZERO GREENは、業界に先駆けて導入されたデジタルコリメーターシステムによる数値管理で、高い精度を実現しています。人の目で確認するよりも厳しく、安定した品質管理を可能にするこのシステムによって、ライン精度は0.01mm単位で緻密に管理されています。

また、製品精度は2つのクラスに分けられ、それぞれのクラスで安定した精度を維持することであらゆる現場のニーズに応えます。

ZERO GREENはこんな方におすすめ

ZERO GREENは、高価格帯でも高性能なレーザー墨出し器を求める方におすすめです。鮮視度500のシャープグリーンレーザーや広範囲照射を可能にする横ワイドユニット、スピーディーな墨出しを実現する新快速NAVIなど、作業効率を劇的に向上させる機能が搭載されています。

また、3Way電源対応や数値管理による高精度など、さまざまな現場環境に対応できる柔軟性と信頼性も兼ね備えているため、テクノロジーを活用して墨出し作業の効率化と高精度化を実現したいと考えている方にもZERO GREENは最適な選択肢となるでしょう。

製造元のタジマについて

引用元:タジマ

製造メーカーであるタジマの会社概要は以下の通りです。

企業名株式会社TJMデザイン
設立1945年3月6日
代表者代表取締役社長 田島 庸助
本社所在地東京都板橋区小豆沢3-4-3
拠点ツール事業部オフィス:札幌、仙台、三条、名古屋、大阪、福岡工場:秩父、太田、蒔田、横瀬、上海キッチン事業部ショールーム・オフィス:世田谷、新宿、立川、本牧、藤岡、つくば、名古屋、大阪、神戸、岡山、広島、福岡、札幌工場: 藤岡
資本金個別:6,400万円連結:9億4,400万円
従業員数個別:986名連結:1,421名

タジマが提供するレーザー墨出し器商品については、以下の記事で詳しく紹介しています。

タジマのレーザー墨出し器のご紹介|評判や種類を解説

まとめ

タジマが手がける「ZERO GREEN」は、鮮視度500のシャープグリーンレーザーを採用した高性能レーザー墨出し器です。新開発の「横ワイドユニット」により水平ラインの照射範囲を180°まで拡大可能であり、「新快速NAVI」機能搭載機種では墨出し作業の効率化を実現します。

KJCシリーズやKJYシリーズ、KYRシリーズなど、さまざまなラインナップがあり、価格帯は13~44万円程度です。ぜひ本記事を参考に、タジマ製のZERO GREENの購入を検討してみてはいかがでしょうか。

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